服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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トンネル

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朝、N子さんの増えすぎた不用荷物を車いっぱいに詰め込んで再び山越え。山は新緑と初夏の輝き。トトロの森もあれば、どろろの暗い森もある。日本も美しい。外国の人が美しいというのも挨拶ではないのだ。山を越えトンネルを抜け下りたところにノルウェーの港が見えてきてもおかしくない。ただ、そこに現実の見慣れた顔があるから、そうはならないだけのことのよう。「トンネルを抜けたら雪国だった・・」も人にある旅の感覚や彷徨いたい時間感覚があるのだろう。「トンネルを抜けたら材木町だった・・・」「トンネルを抜けたら長崎だった・・」「トンネルを抜けたら東京だった・・」ではやっぱり・・。「トンエルを抜けたら砂漠だった・・」「トンエルを抜けたら夜だった・・」「トンネルを抜けたらしゃばだった・・」ではどうだろう・・。いろんな単語をあてはめてみるが・・、やっぱり・。「窓を開ければ港が見える」もイイ文句だ。比喩も説明も要らない。「おぎゃー」と白日のもとに生まれたものの、そこから困難な物語がはじまるということか。トンネルは序章にすぎないのか。いや、そこまでの過程の交錯する暗がり。