服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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健在チョウトンボ(からっこん)Ⅰ

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梅雨の晴れ間にギンヤンマを捕りに横武のクリーク公園に行った。クリークを見るに、「これはいない」と直感。昆虫が好きな水や空の輝きはないものの、遠景にもギンヤンマの独特の滑空がちらりともしないのである。クリークを歩いたが、ギンヤンマのオスを1匹見ただけであった。時期が早いとか遅いとか、曇り空だからではない、5月から6月7月がご当地では最盛期である。数年前はギンヤンマだらけであった。昨年もあまりいなかった。ある時期衰退していた野山のトンボが復活したのだが、ここでまた減少していくようだ。単に農薬だけの問題でもない、環境全体の弱体化と見るべきのようだ。人や子供が捕ってる訳でもなく、他のトンボの種類も数も減ってる。クリークと樹木に恵まれた環境からして、この原因を突き止めるべきである。もっとうじゃうじゃいるのが本来の水辺の姿なのだ。今日目にしたのは、シオカラ、ショウロウ、チョウ、オニヤンマ、ウチワヤンマ。以前見なかったオニヤンマが増えてる。4,5匹はいた。クリークは雨でよどんではいたが、ウシガエルのオタマジャクシ、メダカ、ミドリガメがいるものの水自体に生彩がない。そばの水田にはそれこそミジンコたりともいない。一体全体どうなってる。あの生き物であふれていた豊饒の水田はどこへいった。