服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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鳩とおじさん

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札幌へもどり街をぶらぶら。公園通りの噴水の石に腰を下ろす。縁石が冷え切っており尻が氷になりそう。でも、噴水の向こうのベンチに座っているホームレス風の男が気になりガマンガマン。黄葉した銀杏の巨木の下で男は紙袋から何やら取り出してまき始めた。パン屑のようだ。直ぐにハトやカラスがやってきて地面や男の体に群がり飛んだ。ホームレスでもないハトおじさんだったのだ。ボクにも1メートルぐらい近くまでフトバシカラスが、やってきてモノ欲しそうに顔を覗く。黒い羽根の表面が青く輝く。ここのカラスもオーストラリア並に人を恐れない。こんな町がイイに決まっている。テレビ塔を背に公園を西へと歩く。たくさんの作業員が何をやってるかとおもえば、落ち葉を集めている。ものすごい量である。毎日落ち葉拾いが続くのだろうか。制服の高校生の男女がぞろぞろ西からやってくる。初々しい香りと黄色い声が木立の間を縫う。iこんなきれいな公園が通学路だなんてイイな。陽が陰りじわじわと寒さ身にしみる。中の島公園、キタラの中庭には、白い卵形をした巨大な大理石が目を惹く。求心と発散の中間に位置するようななめらかな手触りのカーブ。美唄市出身の安田侃の作品である。夜は冷える。お酒のあるところがイイ。札幌のTさんに案内され、去年と同じすすきのの居酒屋にいくが、今夜のホテルのすぐ近くであった。またしても閉店まで・・。しかしすすきのは不夜城のようだ。