服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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熊井啓シリーズ

熊井啓さんの作品をCSでやってる。昔に「黒部の太陽」などは見たことあったが、ほとんど見てない。社会派といわれるた監督だけに、妥協のない執拗な映像創りだ。「酒が入ってはいらしたが、尋常ではないすごい人ですね。コワイぐらいですよ。みなが引き上げても朝まで呑んでありました」とかつて古湯映画祭にゲストでみえた監督の存在感を映画祭のスタッフのO歯さんから聞いたことがあった。「海と毒薬」「帝銀事件」は本で読んだことがある。映像化され、沈潜する作家の思想や本にあるよさが喪失する映画が」多く、当たり前なのだが、熊井監督は例外だ。原作と同等か、それ以上なのである。一時として休まることのない創造と社会へのへの渇望なのであろう。