服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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小説家を見つけたら

小説家を見つけたら」監督:ガス・ヴァン・サント  2000年。ショーン・コネリーふんする小説家とバスケット選手の高校生が出会う。高校生は小説家と交流するうちに隠れた文才を発揮するのであった。ショーン・コネリーはうまい俳優だ。 J・ボンドにはじまりいろんな役をこなした。かつて「笑っていいとも」にハゲ頭で出てきて、ボンドがかつらであったことを明かしのにも驚かされたが、ただものではない。生きが長い。小説家は「書く時は何も考えるな・・」と言う。小説家とバスケ高校生の交流と友情のストーリーだが、根底にあるのは”言葉で考える”ということのようだ。バスケットをやるも、精神的に挫折しそうになる高校生だが、詩を書くことで自らを立て直していく。


小椋桂さんの「流されはしなかった」という歌がある。小椋さん曰く、だらだらと過ごす学生生活に見切りをつけて東大のボート部に入ったと。ボート部時代のおもいであり、流されは・・は甘酸っぱい青春との別離の歌となっているようだ。


当時、小生の下宿に日体大体操部の学生さんが入れ替わり遊びに来てたが、体育界系には似遣わぬ繊細な感性の持ち主が多かった。でもなければ画学生の下宿屋などにわざわざ来ることもなかったろう。オリンピック選手の剣持、塚原などの陰で彼等も演技を模索し言葉を探しているようだった。