服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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えひめあやめ 久保泉町川久保

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イメージ 2一人で訪れていた高齢のご婦人は
「まあ、かわいい、こんなに小さいんだ。かわいい、かわいい」と泣き出しそうにかわいいの連発。
花はおよそ3センチのミニあやめである。
大昔から存在していたようでリーフレットには、”明治32年に植物学者・牧野富太郎博士は愛媛報告を認め、地名をとって「エヒメアヤメ」と命名された。・・”とある。
紫と薄いブルーの2種類があるようで、山の斜面のあちこちにひっそりと控え目に可憐に咲いている。
雑草が伸び覆われると死んでしまうそうである。
わずかな隙間をかろうじて生き抜いてきたのであろうが、強い生命力の持ち主でもあるよう。可憐な奇跡というのだろうか。
管理、育成の御苦労は計り知れない。
補助もあろうが町民と協賛企業あげての取り組みなのだろう。
そのままそっとしておいても、もったいない。多くの人に見てほしいというのが久保泉町の人たちの願いであろう。であって、見ることが出来たのである。
イメージ 2スタッフ全員が高齢の男女のようにお見受けするが、説明してくださるスタッフのおじさん、おばさんが、語呂合わせじゃないけれど、控え目に可憐に秘めた自信で、正しくえひめあやめの生き写しに見えてくるのであった。
帰り際、大坪直樹・久保泉公民館長にばったり。
「来てくいたね、あいがとう。ウグイスのよかろうが・・、土曜日は600人も来んさったけん、ほんなこてたいへんやったばい。今から片付けせんば・・。あのね、テントの中の展示物や品物ば毎日片付けよるとさい、用心のためにね」。
街ん中で会う時と変らん相変わらず元気な大坪さんである。
心安らぎ、目には刺激を・・ありがとうございました。
皆さまも山を荒さず、お見逃しないように。4月4日(日)までです。