服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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西海橋

イメージ 1
イメージ 2用事を終え、午後より佐世保へ向かおうと高速のETCに入る。
サッツとゲートが開いた。
はじめてETCを通った。
パールライン新西海橋から左手に並行して、あの優雅なアーチ型をした西海橋が姿を現した。
ずいぶん昔に来たことあるけど景観が、記憶とは多少違って見えた。
パールラインを下り旧道にある西海橋たもとの西海橋公園Pに車を停める。
公園の桜は満開で、花見客がぞろぞろ、カラフルな露店もずらり。
さっそく、腹ごしらえと、露店前にあった食堂に入る。
昼食のピークは過ぎ、席は空いてた。
店内のテーブルの食器、住まいの大座敷の食器が片付けられないままで、
お姉さん一人が配膳とレジをやってる。
そばの厨房ではおばさんたち数人が注文の品々を用意しているようだ。
そこで、一番速そうなのは”ちゃんぽん”であろうと注文すると、やはり他のお客を追い越して目の前に運ばれてきた。
厨房のおばさんが食器の後かたずけに出てきて、どっこいしょと座敷に座り込んだ。
休む暇もなかったのだろう。放置さたままの食器の風景も汚らしいというよりは、戦場を物語るようで食堂というにマッチしている。
「おいそがしいですね・・」
ため息気味におばさんは、「は~い、土、日がですね、平日はぼちぼちですよ」と手を止め、子供のようにボクの顔を見て「あなた俳優の・・ほら・・あの・・ほら・・」。
「テツヤでしょう、本ものですよ」と大笑いになったのだが、おばさんもシッカリあき竹城だった。
イメージ 2露店にラーメンバーガーなる不思議なバーガーがあった。
らーめんを円形に焼いてバーガーを挟むのであるが、若い外人さんが350円にぎって出来るのを待ってた。
西海橋の見える斜面の芝生では敷物を広げたのしいそうに宴がつづいている。桜ってさまざまな場所で人々をたのしましてくれるものだ。
頭上に西海橋を見て、真っ青な水道を遊覧船や貨物船、ポーターボートが往来する。航跡が青空の飛行機雲のようにも白く長くなびいている。
”日が長うなりまして・・”と”もう日が暮れた・・”は紙一重、背と腹。
海峡に架かる西海橋はゆるやかな時間である。
尾道や長崎のそれとは一味ちがう島のようにも見える陸と陸をつなぐ緑の、自然の借景であろうか。
イメージ 2ふりむくと、長身の黒人の男女が愛想よく待ってた。(テツヤと見てか)シャッターを押してくれくれというのであった。
西海橋と桜を入れてお二人を撮る。
兵隊さんであった。女性は身ごもっているようで、新婚ほやほや、男性は奥さんの手を取って階段を上がっていた。
桜の下で狂気することもあれば、晴々となることもあろうが、桜咲く解放区は大切な地球の遺産であってほしい。
駐車場の車もまばら。誘導のおじさんが通りに出してた看板を片付けていた。車中より一礼、交通整理のおじさんにも一礼、再び西海橋を通って、
ありがとうございました。