服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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漁港の春

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イメージ 2月火水と真冬にもどったような冷え込みで、雪まで降ったが、今日は晴れて春のぽかぽか。
O漁港の河も青く輝いている。
岸の干潟をよく見ると砂地ではないか。
どこから砂が・・。
いつか砂の海に変わるというのだろうか。
漁港の空き地と土手も青々とした草と菜の花。
田んぼもふさふさと麦が育っている。
もう麦踏みもないだろう。
朝は田んぼ一面に霜が降り、見事な景色だったらしい。
おじいちゃんがよちよち歩きの女の子を自転車にのせてやってきた。
女の子は、ちょうどおじいちゃんの白い長靴ぐらいの背丈である。
女の子ははじめて戸外に出たような戸惑いで草地を歩き、それをおじいちゃんは見守っている。
こうやって皆大きくなったんであえろうが、覚えちゃいないよね。
おじいちゃんは女の子を抱っこして、草地に放置してある漁船の中を見せていた。漁師のおじいちゃんであろうが、遊園地でもなく漁港に孫ちゃんを連れてきたのである。ほほえましい。すかさずスケッチの中に二人を描きこんだ。犬ころじゃなく人間の子どもでよかった。


イメージ 2夜、大江健三郎さんが渡邊あゆみさんとお話してた。
(昨夜は野村克也監督だった)
文章の作り方や難しさなどを初心者のように語っていらっしゃる。
こんなに笑顔でたのしい人とは知らなかった。
かすんでいた目の前が晴れたような気がする。
初期の作品は結構読んだことあるけど、近作の「水死」はたのしいかも。