服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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二紀佐賀支部展

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クリニックの帰りイバに磁場のお礼状を届けて、美術館へ。
二紀佐賀支部展を見る。
箕浦裕さんの駅のベンチに横たわる男・「駅男」シリーズがここになって現実味を帯びて見えてきた。酔っ払いの風景としては一昔前の時代であるが、
モノトーンのグレーに包まれたホームのベンチの男には哀愁が漂う。
彩色や表現の工夫もあるだろうが、いやに新鮮なのだ。
塩月悠さんの作品は油彩、アクリルの女性の上に実際にレースのドレスや鏡の破片や額縁の断片などが貼り巡らされている。
二紀にあっては意外な表現である。コラージュ、コンバインというとこで、結末は金銀を使うしかない。光琳クリムト、ボイスしかり。
金に勝るものなし。