2010-08-26 二紀佐賀支部展 日々雑感 #練習用 クリニックの帰りイバに磁場のお礼状を届けて、美術館へ。二紀佐賀支部展を見る。箕浦裕さんの駅のベンチに横たわる男・「駅男」シリーズがここになって現実味を帯びて見えてきた。酔っ払いの風景としては一昔前の時代であるが、モノトーンのグレーに包まれたホームのベンチの男には哀愁が漂う。彩色や表現の工夫もあるだろうが、いやに新鮮なのだ。塩月悠さんの作品は油彩、アクリルの女性の上に実際にレースのドレスや鏡の破片や額縁の断片などが貼り巡らされている。二紀にあっては意外な表現である。コラージュ、コンバインというとこで、結末は金銀を使うしかない。光琳、クリムト、ボイスしかり。金に勝るものなし。