釜山ビエンナーレ
市立美術館にいくとちょうど10時。本日、最初入場者となる。
海外のビエンナーレを見るのは初めてである。
ベネチアビエンナーレ、サンパウロビエンナーレ、ドイツのドクメンタなどが有名であるが、日本ではビエンナーレをやってない。
各国の新しい感覚の作家たちだけに見ごたえがある。
広い一部屋を一人の作家が使っている。
写真も撮ってイイ。
地階から3階までのフロア―に大作が、様々に展示されている。
映像表現の暗い部屋が多い。
この会場以外でも2か所でも行われているが、帰国の時間もあり、すべては無理、残念。
驚くほどの内容、斬新な感性はなかった。ややなつかしい過去へとつながる展開の様な気がした。
そこへ張幸子女史が来てくれて、いっしょに見て回った。
幸子さんもビエンナーレに出したことがあり、またペグィさんはかつてビエンナーレの選考委員でもあったそうだ。
幸子さんが資料室へ案内してくれた。
幸子さんのコーナーもありぎっしりと画集や個展の記録がファイルされた。
そして、館長室にも案内してもらい館長さんと歓談。
「はじめまして」とは、チョウ・イル・サン館長であった。
柳川や長崎、嬉野温泉には行ったことがあると・・。佐賀はまだと・・。
美術館にはどんな作品がありますかと・・。
地元作家のすばらしい作品がありますと、金さんが宣伝した。
館長室に大量に置いてある古い韓国の民具にてを加えた作品はすべて館長の作品であった。
木工工芸作家というが、石、金属、民具を組み合わせた現代彫刻である。
日本茶をいただいて、美術館を後にして、急ぎタクシーでホテルにもどる。
ロビーで幸子さんがパックを開くと、柿、ミカン、ブドウがきれい皮をむかれて入っていた。最近ごしゅじんを亡くされたらしいが、やさしい人である。皆で食べつくした。