服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ゲンダイオンガクって面白い・・か??

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絵画教室が終わり、「ゲンダイオンガクって面白い」ということでエスプラッツホールにチケットを買って入場する。
現代音楽と言えば、地元ではかつてピアニスト・吉富久美子さんの独壇場であった。吉富さんと高橋紀明さんとのコラボもあったりしていて、ボクらも美術やらでいっしょにやってた。
若き吉富さんはジョン・ケージエリック・サティ、一柳 慧の現代音楽で
地元観客を雲にまいていたが、地方にあっても文化活動が顕著で、刺激的な美術や音楽の時代でもあった。
それから今回の東京からの若き演奏家たちということになるが、まったく刺激的ではなかった。
現代音楽は停滞しているのかとさえおもってしまった。
おりこうさんが現代音楽の普及をやっているというもので、表現には程遠いのである。彼らがその表現に向いてるのかどうかを最後までおもいながら、終演となった。
中学生から高齢者までと多様に満席に近かく、よくここまでチケットを売り
人を集めた努力は買うが、組織あっての動向のようで、個々の表現力を見せるにはまだまだではないかと思わざるを得ない。音楽へぶっつかる(若き)熱意、エネルギーがすべっているよに感じた。
終わって客席を見るとボクの前には画家のSHお姉さん、旅館の御夫婦、離れて喫茶店主、ボクの後ろにはその吉富久美子さんがいて、それぞれに「あらまあ」。
喫茶るーゑで吉富さんらと話すが、当時をよみがえらさなくても、物足りなかったのは共通。大石将紀さんのサックスを吉富さんはほめていらした。
ボクとしては美術や映像で参加していた地元作家たちはおもしろかった。
中でもサックス曲に挿入した高椋猛(市の職員さんであった!!)さんの線画のアニメーションは映像、編集ともにおもしろく驚いた。
隠れたところにスゴイ人がいるもので、今後もご活躍を・・。