2011-02-18 火葬場の煙 日々雑感 #練習用 まだ川副の漁港は冬のような景色だが、風は春めいている。岸壁の火葬場から白煙がたゆたう。人が煙になって昇っていく。小津安二郎の「小早川家の秋」にあった。ラスト・・、火葬場の見える川で洗濯する麦わら帽子の農夫(笠智衆)は、傍らの妻と言葉少なに語る。「ああ~。(煙が)出とるなぁ。」「けど、死んでも、死んでも、後から後から、せんぐり、せんぐり(順々に)生まれてくるわ…」。