2011-02-10 葦原 日々雑感 #練習用 弁当買って、芦刈の漁港にいく。コンクリート護岸の両岸には葦原がつらなり、今正に枯れ葦色の枯野である。ムツゴロウの養殖地にもまだ動く生物は見当たらない。沖へ出る漁船の波がときおり岸辺へ押し寄せる。摘んだ海苔をトラックのタンクにホースで注いでいる。葦原の一角では危険物などを焼いている人がいて、いやな臭いが流れて来る。曇天の空の下で繰り広げられている漁船と人の仕事の風景。日本海のどこかにいるような鉛色の風景。教室を飛び出して、ここから野望をふくらませる彼奴はいないのか。