服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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佐賀彫刻集団展

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四月一日である。
バカの日とも言うが、今年はお預けがイイ。
「佐賀彫刻集団展」(佐賀県立美術館画廊研修室)を見る。
15人の作品、立像、胸像、首(顔)オブジェなどが林立する。
成富さんの塑像・人体像は、膝を折、両手を広飛び上がろうとするバンザイの瞬間であろうか。周囲の空間を揺るがすような形態である。
光山照行さんの首・「シイシャール村の男」も熱っぽく辺りの空気を振動させるような気迫の木彫である。
木材の色、質感から見て、たぶん昔の作品であろう。耳には蜘蛛の巣が見受けられた。
立体作品は何と言っても出来不出来もあろうが、空間であり、空間意識である。爆発、拡散、融合といった方向性もあれば・・ときびすを返した。