2011-04-01 佐賀彫刻集団展 日々雑感 #練習用 四月一日である。バカの日とも言うが、今年はお預けがイイ。「佐賀彫刻集団展」(佐賀県立美術館画廊研修室)を見る。15人の作品、立像、胸像、首(顔)オブジェなどが林立する。成富さんの塑像・人体像は、膝を折、両手を広飛び上がろうとするバンザイの瞬間であろうか。周囲の空間を揺るがすような形態である。光山照行さんの首・「シイシャール村の男」も熱っぽく辺りの空気を振動させるような気迫の木彫である。木材の色、質感から見て、たぶん昔の作品であろう。耳には蜘蛛の巣が見受けられた。立体作品は何と言っても出来不出来もあろうが、空間であり、空間意識である。爆発、拡散、融合といった方向性もあれば・・ときびすを返した。