服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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五つ★

新聞評でめずらしく五つ★を見た。
「ツリ― オブ ライフ」であった。
それを見た人が「途中で出た・・」と言ってたが、まずは自分の目でと、映画館へ出かけた。
まあまあの入りである。
最初からうとうと、瞬間的には何度も熟睡した。
家族、兄弟の関係、バランス、位置がテーマ。
紀元前より生き物はそれを繰り返してきたということであろうが、
恐竜時代の映像だけは詩的に美しかったのだが、他は、どうぞ勝手にしてくれである。
キリスト教と仏教の違いかなともおもったが、そうでもない。
自然さと説得力に欠け、独りよがりに幼稚なのであった。
カンヌでグランプリというけど、映画に限らず賞ほど当てにならないものもない。
西部邁さんと佐高信さんがCS「学問のすすめ」で侯孝賢監督の(1989年制作)台湾北部の港町・基隆市キールンし)の近郊、山あいの町・九份(きゅうふん、ジォウフェン)を舞台にした「 悲情城市」を語っていた。
批評する人も台湾の微妙な歴史背景を捉えていないというところから、西部さんのお話で少し台湾のおかれていた状況が判ったような・・。
台湾、中国の歴史などはずかしながら全くといってしらない。
それでも侯孝賢の「 悲情城市」は美しく心に残る。

そして九份は台湾の観光名所となっており、テレビで映画そのままの階段小路がよく紹介されてる。