服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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緑光会

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ボワンとしたまま本日が最終日の緑光展を見に美術館へ。
会場に詰めている緑光会のみなさんも覚めやらぬ表情であるが、展示されてる作品はしゃんとしていた。
森田賞の金子剛さんの「凧あげ」、岡本猛ちゃんの「街」をはじめ石本秀雄さんの「チェロを弾く男」等物故者、賛助出品の方々の作品が花を添える。
スケッチ大会の小中高生と一般の入選作品100点も展示してありたのしい。
田代利夫さんの「読書」と杉原絃捷さんの「想い」はどちらも画面いっぱいの女性像であり、並べて展示されている。
田代さんは美協で見たときよりも進化しており、ホワイトのが光りのように乱舞しアクションしている。同じく杉原さんの女性も快活に筆が走りアクションである。甲乙つけがたいバトルである。
決まってしまう前の拡散融合は先に見た外光派・黒田清輝の「西洋婦人像」にも通じていたが、なによりも「今」という現実を突き抜けようとする光と風にも見えた。