服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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円谷英二大監督

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ボクら世代には円谷英二大監督がいた。ボクラの神様だった。
確かボクも特撮をしている。
アルバムを調べるとあった。高校1年の夏(退屈していたのだろう)の記がある。
庭で模型の戦車、飛行機を使い、炎上する町のシーンを撮っている。
白黒を意識して道路には石膏を流し、空き缶を工場やビルに見たて、池や堀もある。火炎はどうしようもなくカンナくず燃やしている。
他人が見ても何なのか判らないモノクロの難しさがあるようだ。
一度、映画のミニチュア工房に行き、就職面接を受けたことがある。
「絵の道とは、程遠い世界だから、このまま絵の勉強をした方がイイよ」とやさしく断られたこもあったな。
今も映画の特撮やスタントには重きを置き作る側に似たきびしい境地で見るところがあり、映画人のつもりでいる。
特撮博物館のメインは東宝円谷英二にはじまりその流れを組む技術者の展開になっている。東宝の特撮倉庫とミニチュアセットの再現は圧巻。
出来れば当時の撮影所を覗いてみたかったが、現に映画界の低迷で処分破棄されたりと記録保存が危ぶまれているらしい。
今回の「特撮博物館」はそんな博物館建設の夢もあるのだろう。
特撮ファンとして望むところである。