服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ギンヤンマの雄志

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ギンヤンマを人差し指と中指、親指ではさみ持つ、時には手が足らず口にくわえる。自然の充足する時間を内包するようなギンヤンマの姿形はあこがれである。永遠に超えられない夢、あこがれのようでもある。
テリトリーをホバーリングするシングル雄はただ行ったり来たりしているのではない。花嫁が現れるのを全ての目と神経を使い、探し、待っているのである。ホバーリングする雄が飛び立つカップルをターゲットに矢のごとく襲い掛かる。メスを横取りしようとするがそうもいかない。
その習性を利用して、子供のころメスのギンヤンマを糸に結わえ「ヤーモ、ほっ」と浮遊するギンヤンマに向かって空中高く回した。
雄を使ってすることもあった。雄だと見破られない素早いテクニックが必要だが、飛びかかりつながろうともみ合うときの羽と羽が絡み合うガシャガシャという音もギンヤンマの雄志に等しい。