服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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M展と二紀展

美術館でM展を見る。
画廊研修室も壁面がリニューアルされ一段と作品が映えるようだ。
自由な表現で明るくたのしい雰囲気がある。
山田直行さんの”ダクマンチョ(手長エビ)”やアルプスは気負いなく小品ながら見せる。
増本ナオタカさんの焼き物のオブジェと絵画は型にはまらずたのしい。
いろんな素材、材料で制作する松原由佳さんは小作から大作までの大量展示となり存在感を示している。花などを心象的描いた100号の2点は迫力。

博物館3階で、二紀佐賀支部展を見る。
上滝さん平方さんはじめ安定した大作(130号、150号)の展開。
みなさん、めげずくじけず連綿と取り組んでおられる。
そこで思うのだが、作品において地方と中央の差なんてほとんどなかろうが、
あるのは、まだまだ中央集権であり、地方の作家は不利だよね。
力作が多い中、塩月悠さんの”女性の後ろ姿”3点や簑浦裕さんのプラットホームシリーズが印象的であった。