服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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アトリエM展

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イイ天気である。
お寺で法要を済ませ、美術館にまわった。
山田直行さんの教室「アトリエM展」を見る。
隣室で書道展も行われていたが、入り口を共有して両方が見られるようにしてあったのはgoodである。
直行先生は大作から小品までの多彩な直行ワールドを展開。
出品者それぞれが自分の世界を披露されている。
増本ナオタカさんは鬼の金棒のような花瓶を画廊中央に林立させ、
オブジェを見るようなたのしさがあった。
一点出品の高畠輝子さんの朽ちた大木を描いた日本画は美しく力強く、
凛とした風格がある。
輝子さんのお父さん・輝明さんは、透明水彩風景画に加え、雪景色の雪を白抜きではなく、胡粉?で盛り上げ、質感を出そうとの工夫がある。
松原由佳さんは、今回もたくさんの大作を並べている。
60年代美術を彷彿とさせるようなエネルギッシュな具象のアンフォルメル。薄暗い階段に並べてあるトルコキョウの大作三点はほとばしる生命観を感じた。
福島邦子さんの孔雀を図案化したような原色画、その娘・さな恵さんはもう中学一年生、昨年までとは変わって、新たにしっかりと楠の大木をとらえて描いてある。今年、その楠の絵で美協に初入選されている。
若い人が育ち、若いメンバーも増えている。
橋口実依さん、森田薫さん、永田かおりさん、中西真依子さん、山田絢貴さんが出品。ベテランから若手まで、絵をたのしむ雰囲気がイイ。