<どん3公園-2 狼たちの夜?>
寝ていた男はやおらベンチから起き上がると座り直し掌の本か、スマートフォンに集中しているようだ。遠くてよく見えないが、レオナルドの画法と現代のカメラの目がクロスオーバーするような曖昧な空間とでも云おうか。
公園を歩くとボクの分身でもある”オオカミ男が”掲示板に貼りついていた。近くで見るのは初めて。「佐賀'96 世界・焱の博覧会」の時に設置されたはずだから25年が経つ。暑さ2ミリぐらいのゴムが貼りついている。一種のシルクスクリーンなのか。シールにして貼りますと当時聞いてはいたけど。少し、はがれているいる部分もあるけど25年は強い。裏側の地図などは消え去っている。
そう言えば、冬のノルウェー、トロムソという町で名前がWolfという青い目の17歳の少年とトラックの荷台で一夜を明かしたことがあったな。
どん3の時間
むっくんとカメオくん
オオカミ男とカブトマン
トロムソの夜