服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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金子剛と三十人展

金子剛先生傘寿のお祝い展に教え子ら30人が作品を飾った。
佐賀大学美術館7月2日(金)~7月11日(日)10:00~17:00
<5日(月)休館 最終日:16:00まで
学生時代の作品から今日までの大作、それに様々のスケッチ、旅行スケッチが金子先生の絵画空間を裏付ける。
日展系の東光会に所属される先生だが、その枠に留まらない貪欲な作品との戦いであることがスケッチ、エスキースなどから噴出する。大作の源がスケッチなどに見え隠れする。ピカソをはじめ相当の現代作家が網羅され、その考えが家族、凧揚、鯉のぼり,鳥の空間、版画、松などの作品に姿を変え人間賛歌となって見えてしまいそうだが、そうではない。
熱血な人間臭い先生というだけでは誰もついては来ない。30人の教え子の作品を見ればわかる。金子先生と出会った頃に彼らはすでにそれぞれ人間臭さと同じくらい絵画の時空を感じさせられていたのではないかという答えみたいなものが見えて来る。教え子さんたちは上手に描くという以上に泥臭さとそれ以上の切れ味のいい独自の絵画空間を追求し展開している。正に金子剛なのであります。
※写真は会場と池田学さんが金子先生に送った年賀状です。

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