服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ルーアン大聖堂

モネの「アーロン大聖堂」油彩画 1894年を画用紙にクレパスでごしごしごしと描きました。☆モネはこの大聖堂を角度や時間を変えてたくさん描いてます。日本でいえば神社かお寺というところでしょうが、西欧の大聖堂は権威の象徴として天空をミサイルのように突ん射しているようです。ゴッホのような祈りではなく、とりつかれたようにモネが描こうとしたものは何だろう?。彼も若いころから相当苦労はして来たようですが、もちろん権威ではなく、どの聖堂作品も絵画として最高にすばらしいのです。当時最大の建築物は城か聖堂。その複雑な構造物に当たる光と影に何かを見たのでしょうか。四季の自然や庭、パリの人々、セーヌなどにない光と影を力強い自然の出来事として大聖堂に創造しているようです。この新たな空間概念は今日のコンテンポラリーアートへと発展するのでした。
 

モネ画集より ルーアン大聖堂 1894