服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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病室

娘が帰ってきたので、いっしょに定婆ちゃんの病院へいく。定婆ちゃんは明るい日差しの部屋で車椅子に座りテレビを見ていた。「あれっ」と振り向く和顔に珍しく生気があった。こんな時はこちらも落ち着く。先生が回診にきて、レントゲン写真をかざす。肩にも手首にもワイヤーが入っている。「もう、ギブス外しましょう」婦長さんが肩から手首までのギブスを外した。これで、何倍も楽になれることだろう、それ以上に当人がほっとしたらしく、何度もお礼を言ってた。「予定通りのことですから」と先生は出ていかれた。てきぱきと無駄のない先生だ。 夕方、アカデミー賞も終わっていた。「バベル」は作曲賞だけだった。定婆ちゃんも「バベルの塔」にならなければいいにだが・・。