服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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季節の変わり目のころ

漁港にいってみた。河口の色が今日はプルシャンブルー、紺碧の空ではなく河。だけに、行き交う漁船は白亜に、しぶきはダイアモンドダスト。空気が澄んでいるときにしかみられない輝きである。あんまり気持ちいいものでまた、寝てしまった。夕方、Gいばに寄った。焼き鳥パックを広げ、男二人がビールをやってるではないか。4月の移動で、「どこに放り込まれるかわからん」と呑みたくなったなったらしい。T取氏がGいばに肴、アルコールじさんでやってくるなど過去にはない。しかし、話しはぐじぐじとぼやきいたり、慰めもでもなく、天下国家を論じるおやじたちへと変貌していった。顔ぶれが変わると話しもそれなりに変わるのだが、政治、経済、芸術、職場、家庭、過去未来がリックして円環となるのである。一見粗野な男たちも、きちんとした日本の大人なのであった。この季節のもやもやなど、付け足しの理由に他ならなく、人間、心を許しあえるとき、それが、ほんの気の迷いであることに気づく。ゆったりと殺意皆無の顔は、アルコールを最高の水にする。