服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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秩父よかとこ

池袋から西部線のレッドアロー号で1時間40分埼玉県の秩父である。アルプスのような西部秩父駅舎周辺。駅舎内に仲店通りがあり、登山者や観光客でにぎわっている。タクシーでミューズパークの音楽堂へ向かう。山間部へ入るほどイチョウとカエデの紅葉が見事であるが、まだまだこれからだろう。「高橋孝コンサート」。音響もホールもよく、孝さんの自然体の歌と演奏が最高に生かされていた。三味線はさすがである。速弾きをやる人は多い中、奏法の長短、強弱の間合、音色が絶妙に変化しながら怒涛のごとく時代を超えて鳴り響くのであった。小椋桂さんもゲストで登場。「山河」を唄いMCで孝さんの新曲「真っ新な台本」がNHKで放送されることになったと発表。終演後の孝さんとの談笑もいつになく盛り上がった。会館の職員の方とも「九州からですか・・」と話が弾み、また上野市役所のAさんには駅まで送ってもらい、秩父の風景と人のよさも土産となった。ネオンきらめく池袋にもどり駅前繁華街に親子4人は繰り出すのだった。当時は何もなかったサンシャイン辺りは若者で溢れ新し歓楽街となっており驚いた。当時と言えば、池袋にはK兄弟が住んでいて、人生座、文芸地下、似顔絵描きのTさん、板橋マンション・・、よく遊んだ場所であり、思い出もつのる。とある居酒屋に入って、今回同行した娘らと乾杯。いろんなコンサートを見ている娘たちも「いいコンサートだった、高音がよく伸びるー」と孝さんの民謡こぶしをオーバーにマネルのだった。店内に三味線の曲が流れており、「誰の演奏」と訪ねたところ、吉田兄弟だった。