服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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自由ケ丘

自由が丘 東横線で自由が丘に行った。 40年前、ここの研究所に通っていた。駅前は当時のままだ、電話ボックスの位置まで同じ。踏切を渡り研究所まで歩くが、研究所がない。周りは畑でぽつんと研究所のビルが線路沿いにあったのだが、一帯は公園や商店に変わり道が何本もある。街が外へと広がってる。何もなかった裏通りまで雑貨屋、飲食店飲街となり、若者や観光客でにぎわっている。清楚な街が変わったもんだ。近くに(故)宮本三郎さんの家があって、何度か裏からこっそりお邪魔してアトリエをのぞいていたが、いつも三郎さんの姿はなかった。今となってはその場所もどこだかわからなかった。石垣定哉とわが街のようにかっぽした貧乏ながらもたのしい自由が丘。定期パスで研究所まで行き、デッサンしている石垣から彼の部屋の鍵を借りて、二子多摩川の下宿へ行き、腹いっぱい飯食ったこともあったな。自由が丘駅の改札口で林武さん、東郷青児 さん、中川一政さんの3巨匠がが立ち話をしていたのには驚いた。宮本さんの家にいくところだったのか、帰るところだったのか、今となっては幻のようなホントのこと。その4巨匠はもういないが、石垣もボクも絵を描いてる。ありがとうミスター自由が丘。