服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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冬の麦虫

土色一色だった田んぼが、徐々にグリーンに変わってきた。この寒さの中でも麦は熱っぽくじわじわと芽吹いている。田植えのような華々しさはなく、いつ種が蒔かれ芽吹いたかも知られず、その存在が知られるのは早春のころ。土手の雑草も春の勢い。踏まれてもめげぬ雑草と同じく、麦も踏まれるごとに株を増やす。ローラーをつないだ耕運機に乗って農家の奥さんが麦踏みしてる。着実に確実に麦は今も背を伸ばしている。気づけば、冬の爬虫類のようだ。正月のころにはもっと麦のラインが濃くなっているだろう。