服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

お別れ

イメージ 1

クリニックを途中で抜けて、家で着替え葬儀場へと急ぐ。
大通りの右折進路が早くも渋滞する。
ほとんどが葬儀場へ向かう車のようだ。
じたばたしても仕様がない。
やっと、葬儀場の前に出ると、駐車場はどこもいっぱいで停められない。
仕方なくちょっと離れたショッピングセンターに停め、葬儀場にいくが、式は始まっており、受付はどこも行列。
補充席になんとか座れた。予想通りの凄い人である。
1000人あまりの会葬者のようだ。それに花が溢れている。
後にも先にもこんなに人とお花がたくさんの葬儀はなかろう。
村岡屋社長・村岡央麻さんが4月4日に亡くなられた。
オフレコということで入院されてたのは聞いてはいたが、まさか、突然の訃報である。
名実ともに(男性以上に)佐賀の文化から政治経済をもリードする方だった。
享年78。大物の死である。
ある会合で直に、こっそりと「佐賀の伝説」をボクに頼まれた。
昨年、お会いしたときには「竜造寺隆信を研究したいのよ、大河ドラマにできんじゃろうか・・」と妙に佐賀弁で・・ぽろりとこぼされた。
それがボクには最後であった。
腰が低く控え目ながら芯が強く、素早い決断力は比類である。
多くの人に好かれ、頼れるお姉さん的存在であったようだ。
大きな穴がぽっかりと空いた。
御冥福をお祈りします。