服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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二十四の瞳

今夜はあの国民的映画・木下恵介監督の「二十四の瞳」だった。
これまた日本映画の原形を見るおもいである。
戦争を背景に小豆島を舞台とした女先生と子供たちの温かいふれあいを活き活きと描いていく。
壷井栄さんの原作がすばらしいのだろう。
子供ながらに背負っているものは大きい。
それがわけ(理由)もなく流れる子供たちの涙である。
貧しくつらいけど、いっしょに未来へ向かっていこうとするが、戦争を前になすすべもない。
それでも助け合いひたすら前進しようとした戦後の良き時代ではあろうが、思い出しても、それでも本質はつらいものである。
”がんばる”って何なのだろう。