服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ペクさんのアトリエ

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ふたたび車に乗り込んで、ヘイウンデイの街を行き、「あれが昨日のカラオケや屋・・?」海の直ぐそばだったんだ。
着いたところのビルを上がればペクゥさんのアトリエ。
20坪と広いが、書籍や作品が散乱している。
退官し大学の諸々を運び込んだのである。別所にもう一つアトリエがあるという。
他人様のアトリエに入るなどいつ以来であろうか。
誘われても入りたくないものである。
しかし、無造作に置かれた道具、作品はなにかをおおいに語っている。
落ちつくネ。いっしょにがんばろうねって。
ペクゥさんは20代で銀座の田村画廊で個展したりと韓国の新進気鋭として、様々にすたいるを変えながら外を見ながら今日まで来た人である。
瀬木慎一さんが当時の美術雑誌に取り上げている。
抽象的表現の中にも、根本にあるのは韓国の自然、生活、道祖神てきな国民性のようだ。
車で、チャガルチまで送ってくれるが、夕方のラッシュ渋滞は大都会だ。
雨の釜山が泣いている。
いや、ペクゥさんが言った「みなさんを雨が歓迎している」と。
それもありかと、笑いがこぼれた。
Nさんが言うように「今回は何かちがう。中身が濃い・・」そんな気がする。
チャガルチで降り、ペクさんの車は雑踏の中に消えて行った。
金さんが「主人に頼まれているのでロト6を買わなばならない」とコンビニへ行くが大行列である。何でも300億ウォンになっているとか。
雨でも夜はにぎわっている。
ふらりと例の31番屋台に入る。
客は誰もいない。
軽く一杯。そして、露店で海苔まき食べて、今夜はこれでお休みなさい。