服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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安野光雅の世界展

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安野光雅の世界展」(佐賀新聞社主催)県立美術館の会場式にいく。
簡単なセレモニーの後、作品を見る。
学芸員の野中耕介さんがおもしろく説明をされていた。
昔々ボクも興味あって安野さんのたくさんの著書のうち「空想工房」「らんぷと水鉄砲」を読んだことある。飾らないさらっとした文章も読ませる。
かつてNHKで安野さんの海外の旅スケッチがあってた。
毎回見ていた。
道端にちょこんと座って無造作に描き始める姿がなんともいえず、
松下四郎さんが「ボクもあんなにして描いてみたいよ」とよく言われていたが、そうする前に病気になられた。
ほんわかと心地よさそうな安野さんの作品だが細部を大事にしていらっしゃる。
局部があって全体があるという絵画のトリックが潜ましてある。
エッシャー風な不思議な(だまし)絵が今回一点もなかったが、
普通の風景に見せて実は仕掛けがしてある。