服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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享保のお雛さん

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前の野中烏犀園さんに古い時代のお雛さんが飾ってあるといので、見に行った。
お店の土間に天井につくぐらいに古のお雛さんが並んでいる。
見学者はボク一人。
事務所の女性の方が説明して下さる。
そこへ大奥様が「あら大次郎さん・・」とまた説明して下さる。
今度は源ちゃんことご当主の源一郎さんが登場。
また説明を聞く。
300年前の享保のお雛さんであり、佐賀では最古のお雛さんとのこと。
お屋敷お店はさらに数十年古く、お雛さんが似合う訳だ。
それにしても傷みも色落ちも少なく立派なものだ。
享保の時代の人たちもこのお雛さんを見ていたのである。
三人官女に五人囃子そして闘鶏をする男たちや煙草を吸う篭役もいる。
風呂、井戸、様々な厨房道具も飾ってあり、300年前と今日の生活がそれほど変わらないことが判る。
30年に一度の雛飾りで源一郎さんも二度目だと・・。
そう言えば、30年前見た記憶がある。
当時NHK
佐賀にいたK高さんが取材をした時にいっしょに見せてもらったが、その時はお座敷に飾ってあり一般には公開されていなかった。
もう三度と見られまい。