服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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気まぐれさくら

嘉瀬川辺りの桜を見ていた。黄色い蝶が風に飛ばされている。桜も散り始めている。その公園の駐車場に、見なれないバスが入ってきた。野球キャップをかぶった若者がぞろぞろ降りてきて、監督さんらしき男を先頭に一列に並んで橋を渡って行った。バスのボディーを見て、伊万里の某高校野球部であることがわかった。川向こうの野球場からは、声援らしき叫びが聞こえてくる。ぼくも橋を渡り野球場へいくと、声援が大きくなり、確かに何かがあっている。入り口にいた高校生に尋ねると、「九州高校野球の佐賀大会」であった。入場料を払って球場に入った。ぱらぱらと客がいる。佐賀工と厳木高の試合が始まっていた。佐賀工側のスタンドでは補欠の選手が激しく声援を送り、その父兄が手拍子をしているが、厳木高校側のスタンドには応援団もだれもいない。それ以外の客はバックネット裏に集まっている。それも日陰になった場所に。グランドでは青春が白球を追っかけ、スタンドでは観客が一喜一憂する。高校野球ファンのおやじさんたちであろう。高校野球がおもしろいと云いながら、評論家のように好き勝手にぼろかすに解説してる。毎日、ひまつぶしの観戦のようだ。先ほどバスから降りていった高校生にらもスタンドの上の方で観戦していた。次の試合の下見なのか今後に向けての勉強なのだろう?ケイタイが鳴り席を外して出てみると同窓のY氏であった。用件を聞き、いま野球見てることを云うと、Y氏は我が母校はすで負けたと云う。しかし、ふらっと、高校野球が見るとはおもわなかった。春の気まぐれか。