服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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シルバードラゴンフライ

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うまくいけば6匹を一網打尽だ。少年の日の興奮が今なお健在。補虫網を出すが、後20センチが届かない。岸まで水が増水し、おまけにフェンスがあるから近づけない。竿をつぎ足す方法もあるが、止めた。再び家に戻り今度はカメラである。しかし、スコープの倍率が低く接写できない。こうなると一点接写の望遠レンズが欲しくなる。雄は雌の頭部をクリップ式の尻尾でがっちりはさみ、安全を確保し、愛妻(?)の産卵を促す。雌は同じ場所でも尻尾を深く浅く、左右前後と徹底して至る所に産卵する。いったい、どれくらいの卵を産むのであろうか。雄の腰の鮮やかな水色、そしてメスの油色の羽と太い小豆色の産卵尻尾がたまらない。少年の日の未来の色だ。他のトンボにはない格別な動物的な感触がまだピュアに五感をパニくる。複眼とはいうけれど、頭上の敵機には弱い。届かぬ網が空を切っても気づかない。ドラゴンフライ・Silver dragonfly。( 写真は交錯するカップルたち)