服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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お茶がゆ会 そして思い出したバンコでの茶粥

日曜日、雨の早朝より地元旅館へ。

何か話をしてとN氏に頼まれて、絵の話をしに来た。

15年前にも一度来ている。

皆さん(20数名)お集まりであったった。

国歌斉唱、食べ物への感謝の言葉、そしていただきます。

大きな鍋から注ぎ分けてもらった。

梅干し,昆布、漬物をあてに、サラッとしてなつかしくおいしかった。

佐賀藩10代藩主鍋島直正公は財政難を何とか乗り越えようと

「ご飯粒一つも無駄にしてはならない」と質素倹約令を通達した。

忘れられていく佐賀の伝統的食文化をの理念を大事にしていこうという

人たちの集まりのようである。

ボクの話も真剣に聞いてくださった。

ボクが話すというよりもこの会の人たちはユーニークなおもしろい人たちが

たくさんいらっしゃる。二次会もたのしかった。ありがとぅございました。

思い出した。画家の井手誠一先生のお宅ではよくお茶がゆをわざわざしていただいた。

その昔には、NHKのディレクターKさんが作った「追憶の風景」という中で、蓮池の農家でバンコを出して、バンコの上で茶粥を食べながら山口亮一旧宅の保存館長をされていた手塚辰夫さんと昔話をするというシーンを撮ったな。ボクの食べるのを見た手塚さんが、「そがん上品にせんで、茶碗を口に持っていってすすらんば」と言われた。

その場面を見ようと村人が次から次に集まって来るのであった。

なんでも「おしん」の撮影と間違って集まられたようだった。

あの農家どこだったかも思い出せない。40年ぐらい前のことである。