服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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山口亮一 ゆたかな絵画の世界 座談会

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午後自転車に乗って出かける。
西に向かうが、途中強い西風に自転車が進まない。
台風でも来てるのか・・。
山口亮一旧宅にはお客さんが集まっていらした。
長机に座布団が置かれ椅子に変わっている。
気持ちは青年でも高齢者にはうれしかろう。
何の打ち合わせもなく、大塚清吾さんの話からなんとなく始まった。
「山口亮一のゆたかな絵画展」での大塚さんとボクの対談・」トークショーといううところ。
武家屋敷の座敷なだけにゆったりとした心持である。
そこに山口亮一さんのいろんな絵も展示されてる。
佐賀美協の創始者である山口亮一さんがなぜに忘れられ大事にされないのか・・という辺りからの話になった。
白馬会、東京美術学校、久留米、佐賀という場所に山口亮一、青木繁坂本繁二郎は同時代を過ごしている。
青木、坂本とのつながりはなかったのか、接点でも見つかれば新たな展開になると思うのだが。
今回は亮一翁のゆたかな絵画性や絵画が備え持つ品性について、横道にもそれながらのトーク
トークの途中に絶えず会場から質問があり、やりやすかった。
2時間もあっという間。
終わって、スタッフで司会のお姉さまが「お二人と会場とが一体となった和気あいあいの時間でした」ということでした。
眠っている資料や情報をもっと集め、いろんな切り口で浮かび上がらせていくしかないだろう。
大塚さんやスタッフの孤軍奮闘という状況が判るだけで、美協や周辺の無関心さにはさびしいものが・・。