服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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美協の搬出

美協の搬出。
搬出係りでもあった。
曇り空が午後から快晴となりよかった。
夕方、美術館は一般鑑賞者と搬出に来た出品者とでごった返していた。
事務局の片隅では、表彰式に出席していなかった受賞者の高校生らに廣島巌理事長が賞状を読み上げ表彰していた。
観客は大治郎先生とボク。パチパチパチ。
「昨日山口旧宅でお話聞きましたという」方、3人が美協展を見に来られていた。「お話のあの山口さんがこの美協をつくられたんですか!」と驚いた顔をされていた。美協96回、戦時中は中止の百周年である。
4時30分搬出開始。入選、落選、会友、会員各々が一斉に預り証を提示し作品を運び出す。
佐賀の5,6軒の画材屋さんは搬入搬出依頼者の作品をまとめてトラックへ運び出す。外では駐車場大混雑し、スタッフが誘導する。
人と作品が渾然と往来する激動の終焉である。
やがて人も作品も去り美協スタッフとバイトの学生さんだけとなる。
毎年のことで慣れてはいようが、96回も続いているのである。
ご苦労さん。お疲れさん。