服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

tomatotiger8.sakura.ne.jp

まだ見ぬ街

鹿島市塩田川にかかる長崎本線の鉄橋が見える。その向こうの山のふもとに町らしき景色が見える。どこの町だろう?とよその地形は全くわからなくなる。これぐらい知っておかなければならないことなのだけど、自分の町の周辺にしても知ってはいない。
知るっていうことは大事なんだ。どれだけあちらこちらへ行ったとしても、覚えるまでにはいかない。遠いところ異国の風景として心には残ればそれでいいのかも知れない。教わるものが知るになればいいのだけど、そうもいかない。学校で教わらないものの知は親や年寄りが語ってくれる話、スマホやテレビ、ラジオで流れてくるどうでもいいことの中にも潜んでいるモノ。情報は共同が共有するものだが、知は自分の能力が無意識にも発動されるときに生じる個人としての領域の中にあるもの。これをもっていけば目の前の世界は二倍三倍にも膨らむと思われるのだが。

鹿島井手 SM