ＧＷ

午後、Ｓ子さんとＲ子さんがＮ子さんがいる博多へ荷物をまとめて出ていった。開放感はあるもののおろおろしてしまう。部屋の片付けも今日はお休みして漁港へいく。漁港もＧＷのようで漁師さんたちもいない。白い空から小雨がぱらつき、目には見えんねども、フロントガラスに水滴となる。小さなシギが干潟を歩き潟をつついている。足跡のピースマークをシャチハタ判子のように押しながら。干潟には目に見えて生き物がいない。昨年はムツゴロウもたくさんいたのに・・。ふと気づくと離れた護岸に白い軽乗用車が停まっている。ワイパーが時たま動くから、誰か乗車しているようだ。家路につこうと白い車の横を通った。一人の若い女性が車中から河口を見ていた。

 スーパーで買い物をする。嫁さんに逃げられた男のようでもあるが、そこを気にする歳でもない。留守中はコンビニや店屋モノで済ますと言ってたものの、他の奥さんたち同様にネギ、にら、塩サバなどをカゴ一杯にしてレジに並んだ。まだ料理はできるからイイなどとおもっても、ほんと、一人だったらたいへんだな。鍋いっぱいの豚汁作った。作りすぎた。ウチの婆ちゃんに出してやると、「おいしい」と食べてた。定婆ちゃんはＫ子さんがいるから大丈夫だな。ボクもＧＷのゴールデンウイスキーをグビリグビリと・・。