服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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公園

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BSの2時間スペシャル「四季・セントラルパーク」を見ていた。四季を通じてニューヨーク市民が集う憩いの場所。市民団体が管理し、年間の運営費25億は、市民や企業からの寄付でまかなわれている、と言う。過去に二度いったことがあるけど、いずれも冬でほとんど人はなく、リスちゃんたちが、チョロチョロ活動していたぐらい。映像で見るような人と公園のにぎやかな風景は知らない。おいはぎに合いそうなところであった。治安がよくなったのだろうか。ロンドンのハイドパークも素敵だった。馬も走ってたし、盗人の気配もなかった。日本の公園と言えばどこだろう。いろいろあるが、花見の場所?日本は公園と言っても庭園で、公園との関わりが薄い。わざわざ公園を造らなくても、ボクには佐賀の山や田んぼや干潟が公園だな。ニースのヨットハーバーからモナコのF1レースの道路を歩きカジノに出て、時計屋で腕時計を修理してもらい、それから小さな左右対称の公園に出た。アントニオーニの映画「欲望」の公園のようでもあり、それよりも人工的な矩形の公園がボクの故郷の田んぼに見えたことに、旅人は接点をもてた。故郷に帰りボクは「公園」の絵を描き始めた。ニースの公園、ハイドパーク、パリの公園など。ニースの「公園」は福岡の美術展で入賞し安井賞展にまで推薦された。そのころ、佐賀にも県立美術館が出来、公園も整備されたが、今尚、人々は寄りつかない現状。やっぱ、花見に尽きるのか。元々、「公園」よりも公園な田んぼに囲まれて暮らしている。都会にこそ「公園」は要るだろう。佐賀出身のある作家が言ってた「天気のイイ日は新宿御苑で原稿書いてる」と。そこは、彼にも田んぼなのかも知れない。