服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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矢ケ部昭彦個展前日

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これまた、美術部の同窓生・矢ヶ部くんの5年ぶりの里帰り個展というので、飾り付けにいく。矢ヶ部くんのお母さんと兄さんもいらした。お母さんは91歳と足が不自由のようだが、息子の晴れ舞台とならば、お元気。ところ狭しと梱包を解かれた大小の油彩作品がが置かれている。これを展示するとなると大変だワイ、と一瞬おもう数の多さ、額装された40~50点。二段掛けにするしかない。展示するのが、矢ヶ部くんとボクと画廊の井手嬢。これまた、KITAKOの同窓生。今回の甲子園に縁があるのかもしれない。意外とスムーズに展示は終えた。日本から消えていく古民家、農村の風景が壁に張り付くと整然とすっきり落ち着いた。東京で教員の傍らというか、彼は寸暇をおしんで描く絵人間である。「呑んでるぐらいなら、絵を描くよ・・」とちょっとつれない。そんなまじめな農村風景が現代に古き良き時代を問うているようでもある。古民家つながりで、山口県から、古民家鉛筆画の先生とパーキンソン病の古民家写真家のお友達も駆けつけ、お二人の作品コーナーも出現した。高校時代より7人いた「グループ7F」の面々も一人、二人と絵から遠ざかり、今では矢ケ部くんと二人になったようだ。これも、宿命というのか、あの熱い暑い夏の日の北高美術部室をおもいだす。