服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ショベルカー

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子供や孫が農作業を手伝ってるという風景も遠い昔。
高齢のご夫婦がコンバインを動かし稲刈りしてた。
コンバインのお尻から刈り取った藁だけがたばねられ、ぽとんぽとんと落ちてくる。その藁を奥さんが円錐状に組んでいる。
収穫した籾はパイプを伸ばし、農道の軽トラックへ移される。
新米を早く食べたいネ。
河口では潮の引いた川でショベルカーが川底に溜まった泥を浚渫してた。
潮が引いた時にしかできない作業であるだけに、長期に渡っている。
川底によくも埋もれたり沈んだりしないものだ。
操縦してるのは男性だろうが、中が見えない。
向こうからは、こちらを見ているかも知れない。
「激突」のトラックをおもいだし、夕暮れの干上がった河川はにわかに緊張感をおびる。
操縦者はタバコでもふかしているかも知れないが、ショベルカーは黙々と働く。メカ恐竜のようだ。
ボクらの他には誰もいない。ディーゼル音が河川に響く。
いつまで作業をやるのだろうか、もう暗くなった。
ショベルカー・一人を川底に残し、ライトを灯し現場を後にした。
農道から本道にでれば、すでに町にも車にも明かりが・・。