服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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残酷 イセエビライダー

イメージ 1美協の飾り付けを終え、家に帰ると「イージーライダー」(1969年、監督:デニス・ホッパー)やってた。
アメリカンニューシネマの特集のようだ。
「イージー・・」も何度も書いた。
「ミッドナイト・・」と共通するが、こちらの二人は都会を離れ田舎を旅する。バイクにまたがりかっこイイ彼らだけど、やはり、救われない。
無情にも残酷にも田舎の典型的保守おやじにバイクもろとも”ドバンと撃ち殺される。アメリカでさえ封建的なのである。今も根っこの部分は変らないだろう。
相手の自由を認めない、許さないのである。
イメージ 1とそこへ、クール宅配便が・・。
箱を開けて見ればなんと、巨大な伊勢エビがビクビグ動いている。
こんなデカイの初めて見た。ボクの腕ぐらいは、それ以上かも。
箱から出すと床を歩き、背を掴むとキュツキュー鳴いて、バタバタ暴れる。
丁度、早い夕食のおふくろさんが出てきたのだが、大きさにビックリ。
「何十年も生きて来て、ごめんなさい成仏してね」と引導をわたしたところで、ボクは写真撮って、包丁とハサミでなんとかエイ、ヤッツとさばいたのだが、本当にかわいそう、残酷。
刺身とみそ汁を恐る恐る頂き、おいしいおいしいこんなの料理屋でも食べられないかも・・、お盆と正月みたい、伊勢エビさん、ありがとう、と震えが止まらないおふくろさんであった。
人間も命を食べなければならない。
大きさによって命に違いがあるんじゃないけど・・。