服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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庭園美術館の有本利夫展

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再び電車で目黒へ。駅から日陰を選んでとぼとぼ歩く。
コンビニで冷たい水を買い、歩いて10分こんもりとした森の中に庭園美術館はあった。
「いらっしゃいませ」と仁王立ちの門番(警備員)は「あちらでチケットを買ってください・・」と低姿勢。
チケットを掴んで庭園をしばらく歩くと美術館が見えてきた。
朝香宮[あさかのみや]邸として1933年(昭和8年) に建てられた建物を、そのまま美術館として公開したものである。
「有本利夫展・天空の音楽」。
ボクと同年ながら、若くして才能を開花させ、39歳で亡くなった作家だけに当時より興味はあった。冥福祈りつつ絵の前に立つ。
天空シリーズのすべてが展示してあったとおもうが、心地よくは無いでもないが、ボクのイメージとはかなりズレた。
表へ出て広い庭園の木陰でくつろいだ。
庭の芝には安田 侃の白い石彫モノリスが置かれている。
ミンミンゼミが時々鳴く。アゲハ蝶が日向から木陰へと飛翔する。
こんな森だとカブトムシだっているだろうと思った。
白い石彫をスケッチしながらうとうと・・。
ケイタイが鳴る。「遅くなりましたが、○日までに原稿をおながいします・・」と明るい代理店のHさんであった。
おお、もうこんな時間か、しかし光と影のコントラストは尋常ではない。