服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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尾形光琳

池袋パルコ6Fにも世界堂があった。
新宿本店へ行くまでもない。
キャンバスプライヤーはなかったが、ラバークリーナーはいろいろあった。
厚手のクリーナーを2個、購入。
 
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表参道から明治通りを横断して直進。
世界のブランドファッションの店が連なるおしゃれなとなっており、
目を奪われる。
歩くこと8分。
突き当たりに目的の根津美術館が現れる。
環境にあわせた笹に囲まれた黒っぽい佇まい日本的館である。
初めての訪問である。
"尾形光琳 の紅梅図屏風と燕子花図屏風 展"の初日でもある。
たくさんのファンが一目見ようと訪れているが、3割ぐらいは海外の人たちである。
ゆったりと構えたすばらしい美術館である。
紅梅図屏風、燕子花図屏風の本物が目の前にある。
思った以上に大きい。
世界のアーティストに今も影響を与え続け、尚も人々を魅了する図屏風である。
金箔の地に紅梅、山水、燕子花が平面から立体となりダイナミックに展開する。
空間や世界への入り口かでもあるように人間の鼓動が湧き水のように聞こえてくる。
金箔の絢爛の中に日本美の構図、色彩が現れる。
よくぞ日本に残っていてくれたものである。
後方の腰かけに座り燕子花図屏風を眺める男性がいた。
あれっ!つんちゃんではないか。

ここの庭園も素敵。
庭のカフェには海外の人たちが一杯¥1000のコーヒーに列を作っている。
つんちゃんが云うように茶室がいくつもある。
庭園というより都会の中の森だね。
周辺のビル群を巨木が目隠ししてる。
都会から隔絶された庭である。
根津家代々、池のカキツバタが咲くころ、燕子花図屏風の鑑賞茶会があるとのこと。
当時のその茶器も展示してあった。
入館すれば一日でも自由に過ごせる。余裕と粋な美術館である。