服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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シュルレアリスム展

雨の六本木をミッドタウンの方へ歩いていた。
六本木と言えど平日は人も少ないましてや雨。
富士フィルムセンターで写真展2つ。
お二方とも晴れの舞台。友人知人が訪れている。
ミッドタウンから新国立美術館へと。
ほどよい雨は歩調を軽快にするようだ。
美術館もヒマだな・・と「シュルレアリズム展」に入る。
館内は観客でいっぱい。
若い女性が圧倒的に多い。興味があるんだ。好きなんだ。
ゆっくり、じっくりとシュールな世界を満喫しているよう。
ポンピドー美術館所蔵の一部・180点はそれぞれに存在感がる。一時代の無頼派という感がある。
体系的に判りやすく展示されており、初心者でも興味津津と言ったところか。
エルンスト、ピカビア、マンレイなどの個性派は奥が深く、ダリ、マグリット、ミロは卓越した表現力で絵画を見せる。
彼らの映画も「アンダルシアの犬」など4本。
アメリカ繋がりではポロックの初期の作品が圧巻。
1924年28歳のA・ブルトンが発表した「シュッレアリズム宣言(と溶ける魚)」の煉瓦色の原本は小型で薄い。ボクのは巖谷國士訳の分厚い本。
狼たちの午後は永遠に・・。