服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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ポロック

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ポロック展(東京国立近代美術館 2/10~5/6mまで)
地下鉄の竹橋を地上に出ると春のようなイイ天気。
ぞろぞろと皇居の外苑をランニングする人々にはおどろき。
竹橋を渡ると近代美術館。大きなポロックの看板が迎えてくれる。
印象派画家の展覧会のような込みあいはないが、たくさんの鑑賞者である。
現代人の感覚なら、抽象表現が解からないと言う前提も必要なかろう。
圧倒的に迫り、ふわりと抱擁する人間同志の会話がある。
オートマティズムなドロッピングが意志を持った生き物のように。
力強さは苦悩に通じ、天才と病人のあいだを往ったり来たりする。
苦悩の中から生まれたドロッピングは、シュルレアリズムの自動書記法にさらに強靭な生命力を増幅させてる。
そして尚 Dig it!なのだ。
朝の外光のようなすがすがしいしい風景である。
イランの大富豪が所蔵するという世界でも初公開の「インディアンレッド地の壁画」がそれだ。