服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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生き物の棲む水田

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早く寝ると朝も早い。
窓外はカーッと明るい。
時計は6時であった。
せっかくだからちょと出かけるか・・。
「ウォーキングしたら」とS子さん。
改めてウォーキングなどはしたくない。
車でコンビニにより早速タバコを買う人種である。
赤信号で待ってると同じくらいの歳の男性が身を整え、姿勢よろしく腕を振り振り、信号を横切って行く。
益々ウォーキングが遠のいていく。
田んぼへ出た。見渡す限り田植えが終わり、早苗がそよそよと水田に揺れている。
ある区画の水田に10羽のシラサギが下りて水中昆虫などをついばんでいる。
この水田だけはまだ農薬が撒かれていないのか、元々有機土なのか、とにかく生物が棲んでいる。動く小さな静物が視力の落ちたボクにも見える。
水が騒いでいる。
とそこへギンヤンマのカップルが早苗の根元に産卵してまわっているではないか。”水田”に産卵するギンヤンマを見るのも子供の頃以来のようだ。
正しく少年の頃は麦畑そして水田にギンヤンマやそのカップルを追ったものだ。その度にお百姓さんから叱られた。
水田上でギンヤンマを見ることはなくなっていただけに、こんな田んぼが増えるなり、農薬をもっと薄めにするとかできないものかね。
”カエル、魚類、昆虫の棲む佐賀の田んぼ”ってネ!
ギンヤンマにも棲める田んぼと棲めない田んぼが判るのだろう。
もうギンヤンマを見ると子供の頃同様に興奮するが、ここは冷静に、補虫網があっても、捕ってはいけない。子孫のヤゴを増やさなくては・・。
ならば、カメラで撮ればイイのだが望遠カメラ持って来なかった。
ケイタイでサギだけパチリ。三文以上のことはあった。