服部大次郎の日々雑感2024⇦2006

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仙山線

仙台から仙山線にて山形に向かう。
4両編成のローカル線である。
先頭車両の運転席を通して子供のように前方を見ていると、かつて運転席に乗せてくれた国鉄職員だったKちゃんとの旅を思い出す。
何処まで行っても山。雑木の山が紅葉し始めている。
黄色が多く、フィンランドの森の黄葉を思い出す。
そういえば、山形出身のK氏の奥さんが”おしん”のように佐賀に来て「杉山なんて見たことない」と驚いてたね。
山形に入って山寺という駅に着くと、多くの人が降り、リュック背負ったトラッキングスタイルの人たちが同じくらいたくさん乗り込んできたが、十分に座れた。
遠くのふもとにうごめく人々の姿。長い階段を上っているようである。
そう、ここがあの芭蕉が”岩に染み入る~・・”と詠んだ立石寺と判ったが、先を急いだ。

山形も大きな街だ。県庁所在地で佐賀みたいなところはたぶん他にないだろう。
駅前通りに十字屋(デパート)があってバス乗り場の山交センタービルの裏手に今日の宿を取る。
居酒屋もお多い。山形の某居酒屋は食材が新鮮で当りであった。
若者が遅くまで夜をたのしんでいる。土曜日である。
若者の動向はその土地の元気のバロメーターでもある。